G1予想[017]第14回秋華賞(10月18日) 印刷

10月17日記

パールシャドウからの馬単「宝石」流し


 今夜の便でアメリカに行くことになっているので、あまり時間がない。いつもそうだが、荷造りは夜中になる。いま、その荷造りしながら、秋華賞について考えるのは、かなりつらい。思えば、海外に出かけているときに行われたG1では、当たったためしがない。

 以前は、馬券を誰かしらに頼んで出かけたので、現地でも気になって仕方なかった。昔は、インターネットなどなかったから、結果をすぐ知りたければ国際電話をかけるしかなかった。
 そんなやっとの思いでかけた電話で、「惜しかったね。2、3着だった」なんて言われると、本当にがっかりした。
 しかし、いまはネット投票もできるし、結果もネットですぐわかる。おまけに、映像も見れる。本当に時代は変わった。

 さて、今回の秋華賞は、ティコティコタックもいなければブゼンキャンドルもいない。大穴が出るとは考えにくい。人気も実力も、春からの1、2着コンビ、ブエナビスタ、レッドディザイアが抜けている。おそらく、この2頭は両方とも3着以内に入るだろう。とすると、3連単、3連複はこの2頭を固定したうえで、何頭かを選んで買えばすむ。
 なんと簡単な話ではないか。頭なんか使う必要が、どこにあるのだろうか。

 しかし、こんな結論から、友人に馬券を託して海外に出かけたときは、すべて外れた。ものの見事に本名馬は消え、とんでもない馬が飛び込んできて波乱になった。その馬の名前を国際電話で聞いたときは、いつも目眩がした。
 シンボリルドルフを負かしたギャロップダイナ、メジロマックイーンを負かしたダイユウサク……いまでもそのときのことを思い出す。

 また、思い出話になったので、結論を書くが、今回、私が買うのは、三浦皇成騎乗のパールシャドウ。なぜ、クロフネの子なのにパールシャドウなのかよくわからないが、ここから、ワンカラット、ワイドサファイアに流し、レッドディザイアをおさえる馬単3点買いだ。

 理由は簡単。パールがアタマなら、相手はカラット(ダイヤ)、サファイアに決まっているからだ。これを「宝石買い」と言う。
 ではなぜ、レッドディザイアを付け足したかと言えば、パールにはなんとなくレッド(赤)が合いそうと思ったからだ。さらに、ではなぜ、パールシャドウなのかと言われると、ほとんど理由はない。三浦皇成が本当に武豊以来の天才騎手なら、この辺でG1を取らないと、ストリーとしては面白くない。つまり、ただの勘だ。

 皇成という名前には「皇」の字があるから、天皇賞がくさいと言う馬券仲間がいる。しかし、それだとできすぎだ。
 いずれにせよ、必ず外れる馬券に関して、これ以上書くのはやまておく。それより、荷造りをしないと間に合わない。