G1予想[021]第26回マイルチャンピオンシップ(11月22日) 印刷

11月19日記

 

なんと3着まで外国人騎手騎乗馬が! カンパニーは完敗で引退

 

 先週のエリザベス女王杯が終わって、友人からメールが来た。「新月だからニシノブルームーンが来ないというのは、説得力としては弱い。最近、予想より、なんか面白いことを書こうとしすぎていないか。それに、新月、満月のときに激走馬が出現して大穴が出るというのは、佐藤洋一郎のパクリではないか」

 確かにそのとおり。“月の満ち欠けに人間や動物の活動が左右される”という話を競馬予想に持ち込んだのは、サンスポの名物記者である佐藤洋一郎氏だ。この理論は画期的で、調べてみると、たしかに満月、新月のときに万馬券が多出していた。月の引力が、馬の走りを狂わせるのである。

 エリザベス女王杯は、本命ブエナビスタが3着どまりで、単勝11番人気のクィーンスプマンテが劇走、2着も人気薄、テイエムプリキュラという大波乱。やはり、新月は恐ろしい。

 ただ、考えてみれば、クィーンスプマンテは出走馬中ただ1頭の「女王」(クィーン)が付く馬だったし、プリキュラは子供たちの女王キャラだ。

 

 と、それはともかく、友人は「たまにはマジメに予想してみたらどうか」と、最後に書いてきた。しかし、どんなにマジメに予想しても競馬は当たらないというのが、私の経験知である。そこで、今回のマイルチャンピオンだが、マジメに考えれば、毎日王冠、天皇賞と8歳馬ながら劇走したカンパニーが、当然のことながら負けてはいけない。天皇賞馬がそれより格下のG1で、しかも引退レースで負けてはいけない。少なくとも、着には来なければいけない。では、カンパニーから馬券を買って面白いだろうか?

じつは、ひそかに私が狙いたいのは、3歳馬のフィフスペトルと4歳馬のキャプテントゥーレである。昔なら、この1点勝負をしただろう。どちらも、マイルを勝つのにふさわしいと思うからだ。

 しかし、これも「美しくハズず」というテーマにふさわしくない。カンパニーが飛んで、なんか当たりそうな気もするからだ。

   いくら新聞を読んでも当たらない!それが競馬

 そこで、いろいろ考えたあげく、メイクイットシンプルで、外国人騎手騎乗馬5頭の総がらみ、馬単、馬連、3連単、3連複を買うことに決定した。もとより、なんの根拠もない。ただ単に外国人騎手ということだけ。こうしたことで、馬券を買えることこそが、馬券美学だ。

 

   エヴァズリクエスト(ムンロ)

   サプレザ(ペリエ)

   トレノジュビリー(スポリッチ)

   ヒカルオオゾラ(スミヨン)

   フィフスペトル(ルメール)

  このうち3頭が来てしまうなんてことが、はたしてあるだろうか?