ロー ズキングダム、リルダヴァル、ダイワファルコンの3頭買い 桜花賞が終わり皐月賞だというのに、今年は「春爛漫」とはならない。昨日、今日は、雨にたたられたうえ、寒風吹きすさぶ、まるで真冬のような天気だ。天気予報を見ると、皐月賞当日はなんとか回復して晴れマークがついているが、はたして春の陽気が戻るのだろうか? 重の皐月賞というと、思い出すのは1980年の優勝馬ハワイアンイメージ。このときは、いわゆる「田んぼのような」不良馬場で、勝ち時計は、なんと2分10秒2もかかった。 1983年、3冠馬になったミスターシービーが勝った皐月賞も不良馬場だった。一般的に不良は追い込みがきかないが、このときのシービーは道中16、17番手を進むと、向正面から一気に進出し、4コーナーでは先頭を切っていたカツラギエースの直後に付け、最後の直線で先頭に立つというレースだった。このときの2着は、追い込んだメジロモンスニーだから、重では逃げ馬、先行馬が有利とは限らない。 この10年ほど、皐月賞が重になったことはない。勝ちタイムも2分を切る1分58~59秒台が主流になって、中距離スピード競走という様相がますます強まってきた。はたして、このまま馬場は回復しないのか? しないとすれば、今年はどんなレースになるのだろうか? さて、枠順と人気を見ると、やはり混戦模様だ。前々日オッズでは、単勝ひとケタ台に6頭がひしめいている。1番人気は弥生賞勝ちの13番ヴィクトワールピサだが、4.0倍もある。5番ロー ズキングダムは4.5倍で続いている。そして、リルダヴァル7.4倍、アリゼオ7.9倍、ヒルノダムール9.6倍、12番エイシンアポロン9.9倍までが10倍未満だ。
1-1 リルダヴァル(牡3、福永祐一、栗・池江泰郎厩舎) 1-2 ハンソデバンド(牡3、蛯名正義、美・尾形充弘厩舎) 2-3 トーセンアレス(牡3、田中勝春、美・鈴木康弘厩舎) 2-4 ネオヴァンドーム(牡3、安藤勝己、栗・藤原英昭 厩舎) 3-5 ローズキングダム(牡3、小牧太、栗・橋口弘次郎厩舎) 3-6 ゲシュタルト(牡3、勝浦正樹、栗・長浜博之厩舎) 4-7 レッドスパークル (牡3、秋山真一郎、栗・藤岡健一厩舎) 4-8 バーディバーディ (牡3、松岡正海、栗・池江泰 郎厩舎) 5-9 サンディエゴシチー (牡3、浜中俊、栗・作田誠二厩舎) 5-10 シャイン (牡3、和田竜 二、栗・川村禎彦厩舎) 6-11 エイシンフラッシュ(牡3、内田博幸、栗・藤原英昭厩舎) 6-12 エイシンアポロン (牡3、池添謙一、栗・岡田稲男 厩舎) 7-13 ヴィクトワールピサ (牡3、岩田康誠、栗・ 角居勝彦厩舎) 7-14 レーヴドリアン (牡3、藤岡佑介、栗・松田博資厩舎) 7-15 ダイワファルコン (牡3、北村宏 司、美・上原博之厩舎) 8-16 ヒルノダムール (牡3、藤 田伸二、栗・昆貢厩舎) 8-17 ガルボ (牡3、後藤浩輝、美・清水英克厩舎) 8-18 アリゼオ(牡3、横山典弘、美・堀宣行厩舎) さて、今回は、選びに選び抜いた3頭の馬単、馬連、3連単、3連複すべての組み合わせを買う。 なにしろ、この予想は外れる美学を追求している。外れて美しいのは、一見当たりそうに見えて当たらないことだ。とすれば、もっとも単純な買う理由が必要なのではと考えた。その結果、ロー ズキングダム、リルダヴァル、ダイワファルコンの3頭が浮上した。 どれも有力馬である。どれか1頭ぐらい来るだろう。しかし、この3頭がぜんぶ来ることがあるだろうか? では、なんでこの3頭を選んだかだが、この3頭がいずれも前走で3着に負けているからだ。そして、全出走馬で前走が3着だったのはこの3頭だけだ。これほど、単純で美しい理由はない。しかし、3頭とも来たら笑うしかない。
|