G1予想[034]第71回オークス(5月23日) 印刷
2010年 5月 20日(木曜日) 21:33

最近ワインをよく飲むのでサンテミリオンで乾杯というのはどうかな?

桜花賞ではオウケンサクラとショウリュウムーンを買った。2頭の1点に絞った。結果は、2着、4着だった。
桜花賞前に夜桜見物に行き、夜桜に映える月を見て、桜花賞にもっともふさわしい名前の馬を選んでみたら、この2頭になった。漢字にすれば、オウケンサクラが「王剣桜」で、ショウリュウムーンが「昇龍月」となる。これなら、夜桜見物で月を眺めた以上、この2頭を買うしかないではないか?

あとから思い出して、そのときなぜその馬を買ったのかが思い出せなければ、競馬は面白くない。どんな予想にせよ、その馬を選んだ理由は必ずある。しかし、その理由が自身と関係ない、いわゆる一般的な予想に基づいていたとしたら、競馬などしないほうがましだ。データや必勝法は、それこそ山のように存在する。

しかし、それらをすべて無視して、自分にしかわからない理由で馬券を買うのは、じつは簡単なようで難しい。そんなことにお金を賭けるという行為自体が、まったく理に反するからだ。

      桜花賞の結果
1着 アパパネ (蛯名正義)1.33.3
2着 オウケンサクラ(安藤勝己)1/2
3着 エーシンリターンズ(福永祐一)クビ
4着 ショウリュウムーン(佐藤哲三)1/2
5着 アプリコットフィズ(横山典弘)3/4

 桜花賞から1カ月あまり、オークスの週がやってきたが、今日までの報道などをチェックしてみると、桜花賞馬アパパネはそれほど人気になっていない。これは、血統から東京の2400メートルがきついのではと考えられているからだ。
 その点、私が桜花賞で買った2頭は、血統からも、末脚勝負になるとされるレース展開からも、かなり有力視されている。また、2頭とも元気がいい。

 オウケンサクラは、19日の調教で、力強いフットワークで栗東坂路を駆け上がり、好調さをアピールしている。時計は、4F52秒4‐38秒3‐13秒1。ラストは若干時計を要したが、時計のかかる馬場を考慮すれば上々。音無師も「いい追い切りができた」とスポーツ紙にコメントしている。さらに音無師は、「マイルより、むしろ2400メートルの方がいい」と言い、騎手の安藤勝も「折り合いに問題はないし、器用なので十分にこなしてくれると思う」とコメントしている。
 
 ショウリュウムーンも調教は単走だったが、荒れた馬場に苦労しつつも、しっかりしたフットワークで駆け上がった。タイムは4F56秒4‐41秒1‐12秒9。タイムこそ平凡だが、佐々木師は「馬はでき上がっているので、今週は気分を乗せる程度。見た目より時計は速かったし、いい状態だと思う」と、コメントしている。

 

 ↑「女性だけ見ていると…」というコピーも虚しいほど、いまの日本には元気がない

第71回オークス(3歳牝、GI・芝2400m)

1-1 コスモネモシン(牝3、石橋脩、美・清水英克)
1-2 アグネスワルツ(牝3、柴田善臣、栗・宮本博)
2-3 アプリコットフィズ(牝3、四位洋文、美・小島太)
2-4 ショウリュウムーン(牝3、内田博幸、栗・佐々木晶三)
3-5 ギンザボナンザ(牝3、池添謙一、美・池上昌弘)
3-6 オウケンサクラ(牝3、安藤勝己、栗・音無秀孝)
4-7 ニーマルオトメ(牝3、北村宏司、美・田村康仁)
4-8 プリンセスメモリー(牝3、勝浦正樹、美・高橋義博)
5-9 モーニングフェイス(牝3、藤岡佑介、栗・矢作芳人)
5-10 タガノエリザベート(牝3、川田将雅、栗・松田博資)
6-11 ブルーミングアレー(牝3、松岡正海、美・小島茂之)
6-12 トレノエンジェル(牝3、戸崎圭太、美・伊藤正徳)
7-13 アニメイトバイオ(牝3、後藤浩輝、美・牧光二)
7-14 シンメイフジ(牝3、岩田康誠、栗・安田隆行)
7-15 エーシンリターンズ(牝3、福永祐一、栗・坂口正則)
8-16 ステラリード(牝3、三浦皇成、栗・森秀行)
8-17 アパパネ(牝3、蛯名正義、美・国枝栄)
8-18 サンテミリオン(牝3、横山典弘、美・古賀慎明)

 こうなると、桜花賞と同じようにこの2頭を買いたくなる。
 というのは、良馬場なら今度こそ、オウケンサクラが差し切るような気がして仕方ないからだ。続いて桜花賞3着なのにあまり人気がないエーシンリターンズに、やはり末脚が切れるショウリュウムーンなどが突っ込んでくるだろう。アパパネも折り合えば侮れない。つまり、桜花賞上位馬は、それなりに強いし、例年の傾向から見ても、こうなると思う。これが、今回のオークスの私のまともな予想だ。

 では結論といきたいが、当然ながら、ここまで書いてきたこととはまったく違う。

 最近、けっこうワインを飲むようになった。以前は、家での夕食には缶ビールを1本という具合だったが、最近は、家内と一緒にワインを1本飲んでしまうことがある。それで、サンテミリオンということにしてみたい。お酒がらみの馬にはアプリコットフィズもいるが、これは飲んだことはないので見送り。
 
 最近飲むのはカリフォルニアやチリ、ニュージーランド、南アフリカなどの安いワインばかりで、サンテミリオン産の高級赤ワインには手が出ない。それでも、これまで何本かは飲んだことがある。ただ、安いメルロはよく飲んだ。アメリカ人はなぜかメルロが好きで、これは味の問題ではなく、単に英語でメルロが発音しやすいからという説がある。

 で、サンテミリオンの単勝をまず買う。あと、サンテミリオンの相手はなんだろう?と考えて、なぜかタガノエリザベートがいいのではないかひらめいた。おそらく、最後方から追い込んで良くて4、5着だろう。それから、ワインを飲んだ翌朝は目覚めがいいので、モーニングフェイスも買っておきたい。

 というわけで、サンテミリオンからタガノエリザベート、モーニングフェイスの馬単、馬連も買ってみることにする。