G1予想[001]第53回有馬記念(2008年12月28日) 印刷

12月24日(水)記

 

ダイワスカーレット鉄板!2着3着候補はスクリーンヒーローにマツリダゴッホ

 2008年は、中国毒ギョーザ事件に始まり、洞爺湖環境サミット、秋葉原事件、北京オリンピック、リーマンショック、金融危機、オバマ大統領誕生、ムンバイ・テロ、米史上初のゼロ金利、越年アホー首相で終わろうとしている。そして、現在の金融危機と経済の恐慌状態は、「100年に1度」のことだから、有馬は大波乱になるという声が聞こえてくる。

 1年の総決算として有馬記念を位置づけるなら、当然、この声にしたがって、大穴を狙うことになる。なにしろ、あの9.11の年、2001年のマンハッタンカフェ、アメリカンボスの決着が強烈すぎるからだ。
 となると、1番人気が予想されるダイワスカーレットは「緋色」(スカーレット)だから、史上初の「黒」人大統領が誕生した以上、当然消しだろう。マツリダゴッホも、すでにウオール街のパーティ(祭り)は終わっているので消しだ。スクリーンヒーローも、不況の波はハリウッドも直撃しているので、来そうもない。ここが引退レースとなるメイショウサムソンも、サムソン電子はソニーと同じく大減収だから、消えるに違いない。

 つまり、人気馬4頭、全部消しというのが「世相予想」の結論となる。
 そして、ここに、さらに驚くべきジンクスがある。不況の年、大事件のあった年は、必ず荒れる。人気薄馬が突っ込んで来るのだ。

 

 1964年 東京五輪後不況、ヤマトキヨウダイ

 1973年 オイルショック、ストロングエイト

 1983年 大韓航空機爆破事件、リードホーユー

 1991年 バブル崩壊、ダイユウサク

 1995年 阪神淡路大震災、マヤノトップガン

 2001年 9.11同時多発テロ、マンハッタンカフェ

 

 こうなると、もう、人気薄馬を買うしかない。そう思うのが人情だ。

 

 しかし、私の結論は違う。

 「100年に1度」の年だから、上記したことはすべて起こらないと考え、ごく当たり前に、1着に逃げ切る最強牝馬ダイワスカーレット、2着にジャパンカップ馬スクリーンヒーロー、3着にまくりそこなったマツリダゴッホの3連単を買う。ただ、1、2着は変ることもあるとし、買い目は2点。

 これに、中山得意(2歳時朝日杯FS勝ち)のドリームジャーニーの3着差し(この場合、マツリダゴッホは4着)を追加して、計4点の3連単勝負とした。