G1予想[049]第55回有馬記念(12月26日) 印刷
2010年 12月 24日(金曜日) 02:46

ヴィクトワールピサの逃げ切り、外国人騎手が乗る馬が1、2、3着!

  やはり中心はブエナビスタ。ジャパンカップ降着の汚名返上を果たしてほしいと、大方のファンは思っているはずだ。それに、最強馬が最強馬らしく勝ってこそ、暮れのグランプリにふさわしいのだから、今度こそスミヨンは勝つべきだ。一番人気になっても、こうしたムードのなかでの戦いだから、馬券もブエナ中心になる。

  となれば、2番手にどの馬を選ぶかが、今回の課題となる。

  4歳以上の世代からはブエナビスタと同等の力があると思えるのは、同じ4歳牝馬のレッドディザイアだ。この馬以外に魅力的な馬はいない。前走のブリダーズカップも4着だがゴールまでしっかり伸びて、負けたとはいえいいレースをしている。力を出し切れば2着は十分、勝つ可能性もないとは言えない。

  もう1頭、ドリームジャーニーは去年の有馬でブエナビスタに勝っているが、今年は臨戦過程がよくないので、着も厳しいと考える。というわけで、古馬からはレッドディザイア1頭だけを選ぶことにする。

  

  続いて7頭も出走する3歳馬世代。普通なら、ジャパンカップを拾い勝ちしたローズキングダムがこの世代の1番手と思いがちだが、今回は展開とコース形態からヴィクトワールピサが上ではないだろうか。さらに鳴尾記念勝ちのルーラーシップ、NHKマイルカップから半年ぶりのダノンシャンティ、ジャパンカップで乗り方を失敗したダービー馬エイシンフラッシュも同程度の力を持っていると思える。ペルーサも力はあるが、あの後方からの走りをする限り、中山では苦しい。

  で、結論となったが、当然、ブエナからの馬単で、レッドディザイア、ヴィクトワールピサ、ルーラーシップ、ローズキングダム、ダノンシャンティ、エイシンフラッシュの6頭に流す。3連単も、ブエナが頭で、この6頭の組合せの全部買い。これですっきりだ。

 

  しかし、以上は、ふつうに考えただけで、本当にはこんな馬券は買わない。

  買うのは、ヴィクトワールピサの逃げ切り馬券。

  今年は豪華メンバーがそろったが、逃げ馬が不在。じつはここがいちばん大きなポイントだ。そこで枠順を見て、1番枠に入ったデムーロのヴィクトワールピサが行けば、逃げ切りもあり得ると考えた。ヴィクトワールピサは、前走ジャパンカップで先行して3着。残り100m付近まで先頭に立っていて、最後にローズキングダムに差されはしたが、中山コースなら間違いなく残れるはずだ。

  で、本当に買うのは、ヴィクトワールピサからの馬単、馬連。相手は、ブエナビスタ、レッドディザイア、ヴィクトワールピサ、ルーラーシップ、ローズキングダム、ダノンシャンティ、エイシンフラッシュの7頭。

  厚めに買いたいのは、レッドディザイア、ルーラーシップ、エイシンフラッシュの3頭。

  3連単も買うが、しぼって、外国人騎手の3頭、デムーロ、ルメール、スミヨンの組合わせにする。

  ■第55回有馬記念(3歳上、GI・芝2500m)

  1-1 ヴィクトワールピサ(牡3、M.デムーロ、栗・角居勝彦)
  1-2 ネヴァブション(牡7、後藤浩輝、美・伊藤正徳)
  2-3 フォゲッタブル(牡4、岩田康誠、栗・池江泰郎)
  2-4 トーセンジョーダン(牡4、三浦皇成、栗・池江泰寿)
  3-5 ルーラーシップ(牡3、C.ルメール、栗・角居勝彦)
  3-6 ローズキングダム(牡3、武豊、栗・橋口弘次郎)
  4-7 ブエナビスタ(牝4、C.スミヨン、栗・松田博資)
  4-8 メイショウベルーガ(牝5、蛯名正義、栗・池添兼雄)
  5-9 ダノンシャンティ(牡3、F.ベリー、栗・松田国英)
  5-10 エイシンフラッシュ(牡3、内田博幸、栗・藤原英昭)
  6-11 トゥザグローリー(牡3、C.ウィリアムズ、栗・池江泰郎)
  6-12 ドリームジャーニー(牡6、池添謙一、栗・池江泰寿)
  7-13 オウケンブルースリ(牡5、横山典弘、栗・音無秀孝)
  7-14 ペルーサ(牡3、安藤勝己、美・藤沢和雄)
  8-15 レッドディザイア(牝4、四位洋文、栗・松永幹夫)
  8-16 ジャミール(牡4、福永祐一、栗・松元茂樹)