G1予想[056]第6回ヴィクトリアマイル(2011年5月15日) 印刷
2011年 5月 14日(土曜日) 00:10

ブエナビスタの単勝のみ買うが、これで外れるのが競馬では?

 

  現役最強牝馬VS三冠牝馬の「女王対決」が最大の注目とされる、今回のヴィクトリアマイル。はたして本当にそうだろうか?

  アパパネは3歳「女王」で間違いないが、ブエナビスタは「女王」ではない。天皇賞もジャパンカップ(降着)も勝っているのだから、「女王」以上。「女帝」でも足りない、「王の中の王」、とにかく最強馬だ。

  というわけで、どこから考えてもアパパネが逆転できるはずがない。女王対決という図式自体が間違っている。乗り間違いがなければ必ず勝つ。

 

  で、当てるなら1.5倍でもナビスタの単勝。次に、ブエナビスタからの馬単総流し。 ただ、これは2着にアパパネが来ると、的中してもマイナスだ。それで、競馬ファンは悩みぬく。馬単でも2着を人気薄に絞ろう。そうすれば高配当。いや、3 連単、3連複まで手を広げれば、ブエナ以外はなにが来るかわからないから、さらに配当が狙えると、あれこれ考えをめぐらす。

  このようにして、競馬ファン(というより馬券ファン、当てるよりお金を殖やしたい人々)は、迷路にはまっていく。その結果、たいていは墓穴を掘る。

 

  よく、考えてみれば、当てられるのに、悩むとは本当に変な話だ。こういうことに悩むくらいなら、最初に戻って、とにかく鉄板の馬券だけを買おう。少しでもお金を殖やしたいなら、ブエナビスタの単勝を買えばいいだけだ。

  と、このようにして、20~30年前は、鉄板馬の単勝を買った。1980年代から90年代にかけて、ミスターシービー、シンボリルドルフ、オグリキャップなどの名前が浮かんでくる。

  というわけで、今回は昔の考え方に戻り、ブエナビスタの単勝しか買わない。ただ、こ れが外れることがあるから競馬なので、当てたい一心でこれを買うわけではない。外れるかもしれないと思うから買ってみる。もしかしたら、こういう外し方が もっともみっともない、最低の外し方と思って、何十年かぶりに単勝のみ買ってみる。

 

   第5回ヴィクトリアマイル((4歳上牝、GI、芝1600m、東京競馬場)

    1-1 ワイルドラズベリー(牝4、池添謙一、栗・中尾秀正)
    1-2 アニメイトバイオ(牝4、後藤浩輝、美・牧光二)
    2-3 グランプリエンゼル(牝5、C.ウィリアムズ、栗・矢作芳人)
    2-4 レディアルバローザ(牝4、福永祐一、栗・笹田和秀)
    3-5 アンシェルブルー(牝4、田中勝春、美・田中清隆)
    3-6 オウケンサクラ(牝4、北村宏司、栗・音無秀孝)
    4-7 ブロードストリート(牝5、藤田伸二、栗・藤原英昭)
    4-8 カウアイレーン(牝5、横山典弘、美・和田正道)
    5-9 ショウリュウムーン(牝4、浜中俊、栗・佐々木晶三)
    5-10 コスモネモシン(牝4、松岡正海、美・清水英克)
    6-11 エーシンリターンズ(牝4、三浦皇成、栗・坂口正則)
    6-12 スプリングサンダー(牝4、四位洋文、栗・昆貢)
    7-13 ブエナビスタ(牝5、岩田康誠、栗・松田博資)
    7-14 ディアアレトゥーサ(牝4、吉田豊、美・畠山吉宏)
    8-15 アプリコットフィズ(牝4、武豊、美・小島太)
    8-16 アパパネ(牝4、蛯名正義、美・国枝栄)
    8-17 ブラボーデイジー(牝6、北村友一、栗・音無秀孝)