12/08/10●「パブー」が作品を外部ストアに配信できる機能を追加。第1弾は「koboイーブックストア」 印刷

ネット上の個人出版(セルフパブリッシング)サービス「パブー」などを手がけるブクログが、8月9日、パブーで作成・公開した電子書籍作品を外部の電子書店へ配信できる「外部ストア連携機能」を追加したと発表した。この外部ストアの第1弾は、なんと楽天「Kobo」が運営する「koboイーブックストア」。配信開始時期は8月中旬を予定している。

    

 この機能で外部の電子書店に配信できるのは、著者の選択による。パブ―に無料コンテンツが大量にあるが、有料のものは著者70%、パブー30% という利益分配率となっている。しかし、ほとんどの有料コンテンツはまったく売れないため、今回、アクセス数の多い外部の電子書店へ配信することになった模様だ。

  ただし、この場合、配信先の電子書店のマージンが差し引かれるため、著者の利益配分は70%を下回る。「koboイー ブックストア」に配信される作品については著者の取り分は50%になる。

 電子書籍時代になれば、セルフパブリッシングが進み、素人作家が大量に出現するとされたが、コンテンツが売れなければ、やがて下火になるだろう。実際のところ、ネット上の個人出版 サイトにあるコンテンツのクオリティは驚くほど低い。