12/08/23 ●やはり電子書籍はアマゾンで売りたいのか?出版社の意識調査の結果 印刷

株式会社インプレスR&D インターネットメディア総合研究所が6~7月にかけて実施た出版社へのアンケート調査の結果が発表された。それによると、今後もっとも力を入れていきたい電子書籍の販売チャネルは、なんと「アマゾンKindle」になった。黒船と恐れているにもかかわらず、やはりアマゾンが上陸したら「やるしかない」と思っているようだ。次いで、7月19日にサービスを開始した楽天の「kobo」、大日本印刷の「honto」となっている。

今後もっとも力を入れていきたい電子書籍の販売チャネル

1位 Amazon Kindle  60%(13%)
2位 楽天kobo     57%(4%)
3位 honto       42%(66%)
4位 App Store    38%(64%)
4位 紀伊國屋BookWebPlus  38%(53%)
6位 iBook store   30%(0%)
7位 BookLive!    28%(49%)
7位 Google Play(旧Android Market)  28%(17%)
9位 eBookJapan   21%(32%)
9位 Google ebookstore  21%(2%)
 注)カッコ内はすでに取り組んでいる割合

 では、実際、どんなジャンルの本が電子書籍化されているかという、以下のようになっている。ビジネス(+5%)、文芸小説(+4%)などが、昨年より伸びているが、微増にすぎない。

今年もっとも多く電子書籍化した書籍のジャンル

1位 趣味・実用・ガイド  47%(51%)
2位 ビジネス  42%(37%)
3位 その他  38%(27%)
4位 コミック  34%(31%)
5位 文芸小説 28%(24%)
6位 エッセイ・論評  26%(29%)
7位 ノンフィクション  21%(29%)
8位 写真集 17%(20%)
9位 語学・資格・検定・教育  15%(20%)
10位 ライトノベル  13%(12%)
10位 アダルト・官能小説  13%(24%)
10位 趣味専門雑誌  13%(12%)
 注)カッコ内は 2011年のデータ