12/09/07●緊デジの電子書籍化事業の計画倒れ明らかに!第二次申請を受け付けると発表 印刷

日本出版インフラセンター(JPO)が、経済産業省から委託されている「コンテンツ緊急電子化事業」(緊デジ)について、第2次出版社申請を10月1日から11月 30日まで受付けると発表した。第1次申請の締め切りは、9月14日までだが、現時点までの申請タイトル数は71社・2399点と、まったく低調のため、やもうえずに第二次申請に踏み切った。

  緊デジは、出版社から依頼を受けて電子書籍化を行う事業で、当初、年度内6万点を目標にしていた。しかし、申請は集まらず、7月末にはXMDFとドットブックだけだったものを、EPUB3へのコンバート対応も付け加えた。しかし、それでも集まらず、今回の対応となったが、これで、この計画がはなから無理がある杜撰なものであることが明らかになったと言えるだろう。