12/09/26●グーグルがタブレット端末「Nexus 7」を発売。同時に電子書籍配信サービスもスタート! 印刷

グーグルは9月25日、タブレット端末「Nexus 7」(ネクサス7)を10月から日本国内で発売することを発表した。同時に、同社のデジタルコンテンツ配信サービス「Google Play ブックス」で電子書籍の配信と購入のサービスを開始した。 

  ネクサス7の発売は、7月の米英などに続き、日本は9カ国目。「Android OS」最新版の「Android 4.1」を搭載している。価格は、記憶容量16ギガバイト(GB)モデルが1万9800円と、同容量のアイパッド(4万2800円)の半分以下に設定されているが、アメリカの価格199ドル(約1万6000円)より高い。

 
Nexus7

  注目の電子書籍サービス「Google Playブックス」だが、国内タイトル数は未公表。全世界では400万タイトルが入手できるが、国内で参加したのは角川書店やPHP研究所、翔泳社などで、あとは著作権切れの夏目漱石や太宰治の作品が無料で入手できるだけだ。

  すでに試したユーザーによると、たとえば書店検索で「角川書店」とやると、角川書店の書籍が表示されず、別の出版社の書籍が表示されてしまう。また、日本語の組版のさまざまな約束が守られておらず、行末の「テン、マル」の表示がおかしいなど、不備な点があるという。まだまだ、グーグルの電子書籍は発展途上のようだ。