12/09/27●楽天の電子書籍販売サービス「Raboo」が来年3月で終了 印刷

楽天は9月26日、電子書籍販売サービス「Raboo」を2013年3月31日をもって終了すると発表した。「Raboo」は、2011年8月に開始されたサービスで、パナソニック製の専用端末UT-PB1とソニーの「Reader」で利用できたが、突如、打ち切られることになった。この打ち切りで、楽天ではユーザーに対していくつかの対策を用意したが、ここに書くまでのことではない。

  楽天は、今年7月に新しい電子書籍端末「kobo」(コボ)と販売サービス「koboイーブックストア」を立ち上げた際に、「Raboo」をコボと統合させる予定としていた。三木谷社長も「そうする予定」と言っていた。しかし、結果的に断念することになった。

  日本の電子書籍販売サービスは、電子書籍ストア、端末ごとにバラバラで、ユーザーには使い勝手が悪い。そのうえ、今回のように、あるときをもってストアそのものがなかうなってしまうのでは、ユーザーにとってはたまらない。