12/10/05●グーグルが「ライブラリープロジェクト」の著作権訴訟で米出版社協会と和解 印刷

グーグルと米国出版社協会(AAP)は10月4日、図書館所蔵の書籍をスキャンして検索可能とする「Google Library Project」をめぐる訴訟に和解したと発表した。 グーグルがこのプロジェクトを始め「Google Books」で検索可能とした2005年、米作家組合(Authors Guild)がクラスアクションを提起。AAPも同調し、大手出版社5社も提訴した。 このクラスアクションは、2008年10月にグーグルと米作家組合とAAPの間で和解に向けた合意が成立したが、和解案について裁判所の承認が得られてなかった。

 今回の和解成立で、出版社は今後、グーグルがデジタル化したデータをグーグルが利用することを認めるか削除するかを、書籍や記事ごとに選択できるようになる。