12/11/04●フェイスブックの時代はもう終わりか?役員が次々に自社株売却 印刷

あれだけもてはやされた「フェイスブック」だが、今年5月の上場以来、いいニュースがない。今回のニュースはそのなかでも最悪である。『ウォールストリート・ジャーナル』によると、COOのシェリル・サンドバーグ氏をはじめとする役員が自社株を売却しているというのだ。 

  これは、SEC(証券取引委員会)への提出書類で明らかになったことで、IPOの際に役員の株式売却にかけられていた制限措置が解除されたからだという。

  サンドバーグ氏は、35万株を平均価格20.79ドルから21.10ドルで売却。同社顧問のテッド・ウリヨット氏も15万株を20.99ドルと21.14ドルで売却。さらに、財務統括役員を務めるデビッド・スピレーン氏も、25万6000株を21.04ドルの平均価格で売却したという。

 会社の将来が明るく、株もさらに値上がりするとすれば、制限解除後に即座に売却する必要はない。フェイスブックの時代は終わったということか?