13/02/26●バーンズ&ノーブルが電子書籍端末、タブレットから脱落、撤退へ 印刷

2月25日の『ニューヨーク・タイムズ』紙が、バーンズ&ノーブル(B&N)がデバイス事業から撤退する模様であると報道した。B&Nのスポークスマンはこの観測を否定したが、B&Nのメディア事業は悪化の一途をたどっているようだ。

  B&Nは昨年5月にマイクロソフト、12月にピアソンの出資を得て、「Nook Media」を独立させて、デバイスとコンテンツの販売、教育コンテンツ事業を行ってきた。しかし、事業の中核となる電子書籍リーダー「Nook」とタブレット端末「Nook HD」は売れず、デジタル戦略は中座している。

 「Nook HD」の評判はよかったが、ユーザーは「iPad」「Kindle Fire」「Nexus 7」の3機種以外には注目しなかった。

 評判がよくても売れない「Nook HD」