13/03/20●米でオンライン書店の売上が初めて在来型書店を上回る! 印刷

「digitalbookworld.com」の記事によると、2012年の米国のオンライン書店の売上が初めて在来型書店の売上を上回った。在来型書店の計31.6%に対し、オンライン書店は計43.8%(バウカー社調査)。また、英国ではオンライン書店のシェアは37.7%で、米国よりやや低いものの3分の1を超えた。

  在来書店の凋落は、ボーダーズ(Borders)の倒産によるシェア(9%)の消滅が大きい。バーンズ&ノーブル(Barnes & Noble)などが、このボーダーズのシェアをカバーすると思われたが、そうはならず、かえってシェアを落としている。この先、B&Nは200店舗あまりを整理するので、今年はオンライン書店のシェアが50%を超えるという。うなると、本は書店でなく、オンラインで買うものというスタイルが定着する。

 日本でも、アマゾンの売上が在来型書店の最大手「紀伊国屋」などを上回っている。

*参照記事:E-Retailers Now Accounting for Nearly Half of Book Purchases by Volume, Overtake Physical Retail (March 18, 2013 | Jeremy Greenfield)