13/07/03●2012年度の日本の電子書籍市場は729億円。2017年度には2400億円になると超楽観予測 印刷

インプレスが、『電子書籍ビジネス調査報告書2013』の発行を発表した。その内容の一部が公表されたが、それによると、2011年度の日本の電子書籍市場規模は729億円で、前年度から100億円(15.9%)増加しているという。また、2017年度には2012年度の3.3倍の2390億円程度になるという。今後の電子書籍市場は、新プラットフォーム(タブレット、スマホ)が担うようになるとされ、その市場は2017年度には2310億円になると予想している。

 にわかに信じ難い予想である。というのは、スマホではガラケーでのエロ漫画コンテンツは認可されないことが多い。とすると、これまで日本の電子書籍市場を牽引してきたこれらのコンテンツに代わって、一般書の市場が立ち上がらなければ、この数字は達成できない。それも1000億円規模でである。そんなことが、本当に起こるだろうか?