14/03/03●取次の大阪屋を大手出版社がそろって救済、新社長に大竹深夫氏(講談社) 印刷
経営が危機状態にある取次の大阪屋が、大手出版社の手によって救済・再生されることになった。大阪屋は、2月28日、大阪市西区の本社で臨時株主総会を行い、大手出版社の幹部5氏を取締役および監査役に招聘する役員人事を承認した。
 これにより、今後は大阪屋の取締役会とは別に、出資企業の代表が出席する再生委員会で財務・事業計画を協議される。
 
 また、その下部組織として実務者委員会を立ち上げ、諸問題を協議したうえ、再生委員会に答申していくことになった。新社長には講談社から大竹深夫氏が就任、早川三雄氏(小学館社長室顧問)が取締役相談役に、山岸博氏(同常務)と東田英樹氏(集英社専務)が社外取締役に、森武文氏(講談社専務)が監査役に就いた。また、KADOKAWAが大阪屋に出資することが当日、初めて明らかになった。