ソニーは8月25日、米国を中心に展開する電子書籍事業の強化策として、無料の無線通信で書籍などのデータを簡単に取り込める新端末を年内に投入すると発表した。この新しいソニーリーダーの名前は「デイリー・エディション」で、値段は399ドル。
　米AT＆Tの高速携帯電話通信を無料で使え、パソコンを介さなくても読み物のデータを受信できる。競合するアマゾンの電子書籍端末「キンドル」（第2世代、299ドル）より価格が高いが、サイズが一回り大きな７インチの表示画面を採用、タッチパネル機能も搭載の予定。

　専門サイトで提供するコンテンツもこれまでは有料の新刊本など約13万冊、米グーグル提供の無料の古典などが中心だったが、日刊紙や定期刊行の雑誌などの配信も始めるという。（共同通信などの報道から）

ソニーの電子書籍リーダー 「Reader Daily Edition」（３９９ドル）