01/09/10●集英社の女性誌『PINKY』が休刊 印刷

 集英社が発行する女性ファッション誌『PINKY』《ピンキー》の休刊が、9月9日に発表された。12月22日発売予定の 2010年2月号で、約5年間の幕を閉じる。『PINKY』は2004年8月に、「ギャルは卒業、でもコンサバじゃつまらない」というキャッチコピーで創刊された。

《景気低迷で出版業界が厳しい環境に置かれるなか、「中長期的な展望」(広報室)に基づいて休刊を決めたという。創刊当時の発行部数は約30万部だったが、ここ1年間は平均19万部まで落ち込んでいた。定価は600円。》

  と、新聞紙上では報道されたが、実際の部数はさらに落ち込み、10万部割れに追い込まれていた。この分野、10代後半~20代前半の女性向けファッション誌の部数減は、ほかの世代向けのファッション誌より激しいものになっている。いわゆる赤文字系は、ついこの前までトップだった『CanCam』(小学館)が凋落し、いまは『ViVi』(講談社)がNo.1だが、それでも30万部前後。『JJ』(光文社)にいたっては、10万部を割るようになっている。

 となると、『PINKY』の次は、『JJ』が追い込まれていくのはほぼ確実と見られている。