09/09/20●ジュンク堂が文教堂の筆頭株主に!またもや大日本印刷の傘下入り |
このほど、書店チェーンを経営する文教堂グループホールディングスの筆頭株主に、ジュンク堂書店がなったことが明らかになった。ジュンク堂は、文教堂の発行済株式の20.40%を取得した。これにより、両社は資本提携を行うとともに、協力関係を築き、低迷する出版書店業界にあって、将来を見据えた業容の拡大や経営の効率化を目指すという。 しかし、この戦略が功を奏すかどうかは、まったく未知数だ。市場縮小が続く出版業界のなかで、本離れが進む消費者のデータをいくら集めても、それがビジネス化できるとは考え難い。現在、書店に足を運んでいる消費者は、私に言わせると、「時代に取り残された人々」だからだ。そんな時代遅れの人々のマーケティングをしてどうするのだろう? ほかのメディアの消費者ニーズをさぐるほうが、よほど有効だと思えるが……。 |