10/01/12●文化出版局、ついに「ハイファッション」を廃刊、季刊「銀花」も! 印刷
  文化出版局は、「ハイファッション」を2月26日発売の4月号で、「銀花」を2月25日発売の161号で休刊すると発表した。

  「ハイファッション」といえば、1960年創刊で、長らく日本のモード界をリードしてきた代表的な雑誌だけに、関係者の衝撃は大きい。しかし、1977~78年のピーク時は13万部あったが、直近の平均発行部数は3万~3万5000部だから、仕方ないだろう。「銀花」は1967年に増刊として刊行され、1970年に定期誌化。1975年のピーク時には9万部を発行していたが、直近の平均発行部数は2万~2万5000部と、まったく採算が取れない状況だった。

  現在、多くの雑誌が採算割れで、「いつまで出し続けられるか」という版元の体力勝負になっている。このままだと、今年は史上最多の休刊(廃刊)誌が出るのは間違いない。

  文化出版局のコメントは以下のとおり。

 「情報ソースの多様化や市場環境の変化により、学校法人として新年度の予算を編成するなかで、2誌の売上げとコストのバランスを保つことが、将来的にも見込めなかったため」