10/02/05●フジテレビ増収も減益が嫌われ、株価は低迷 印刷
  民放キー局最大手のフジ・メディア・ホールディングス(HD)が2月4日発表した2009年4~12月期連結決算は、売上高が前年同期比1.9%増の4353億円、最終利益が同28.5%減の65億円で増収減益だった。

  ただし、増収になったのは、連結子会社が増えたこと。広告減に伴うテレビ・ラジオの各放送事業の収入減に加え、映像音楽事業の営業赤字などは改善の兆しが見られず、減益要因になった。

 2010年3月期の通期業績見通しも下方修正し、売上高は前回予想の5810億円から5781億円に、最終利益は54億円から35億円に見通しを引き下げた。

 この発表で、株価も急落、モルガンスタンレー証券では投資判断を「Overweight」から「Equal-weight」へと引き下げ、目標株価も17万2000円から15万円へと減額した。