11/02/17●グーグル、コンテンツ手数料10%を発表!アップルよりアンドロイドか? 印刷

 グーグルが2月は16日、オンライン・ニュースなどのデジタル・コンテンツの販売サービス「One Pass」の詳細を発表した。それによると、コンテンツ・プロバイダーがグーグルに支払う手数料は10%で、15日に発表されたアップルの手数料30%の3分の1に過ぎない。

 これは衝撃だ。

  

 「One Pass」は、ユーザーがグーグルを通じて支払いを行うことで、PC向けウェブサイトのほか、Android搭載端末をはじめとする様々なデバイスからオンライン上の有料コンテンツの閲覧が可能になるサービス。

 グーグルのエリック・シュミットCEOは、この手数料は運営コストをまかなうためのものであって、「基本的にこのサービスからの儲けは考えていない」「もっとも大切なことは、高品質のコンテンツを生み出している人たちにお金を渡せるようにすることだ」と語ったという。

 「One Pass」は、アメリカ、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリスでまず提供される。これらの国で一部の新聞、雑誌やメディアサイトが、「One Pass」の採用を表明している。

 また、アップルのApp Store定期購入サービスを批判していた音楽コンテンツ配信企業の米ラプソディー(Rhapsody International)では、大歓迎の姿勢をメディアに表明している。

  私は、かねてから、アップルの手数料30%は取り過ぎと考えていた。アマゾンもそうだ。こんなに取ったら、コンテンツ提供側は儲からず、儲かるのはプラッとファオーム側だけだ。このグーグルの10%が、やがてスタンダートになってほしいものだ。