11/02/21●新聞の部数減が止まらない! 朝日「800万部割れ」毎日・産経「大幅減」 印刷

 2011年2月上旬に発表された日本ABC協会の「新聞発行社レポート」(10年7月〜12月)を見ると、新聞の発行部数の減少が続いている。全国紙5紙は、軒並み部数を減らしている。ただし、減少幅には、各紙でばらつきがある。大手5紙のなかでも、「2弱」と呼ばれる毎日新聞・産経新聞の2紙が比較的減少幅が大きく、朝日新聞も「800万部割れ」を続けている。

 「2弱」の毎日・産経は、毎日が前年同期比6.1%減の350万9021部、産経が同 3.1%減の161万5212部。2010年3月の有料電子版が脚光を浴びた日本経済新聞は、同1.1%減と減少幅は少なく、の301万5485部。それでも、部数にして3万5000部ほど減少している。

  「2強」の朝日・読売も、減少幅は「2弱」を下回るとはいえ、減少は止まらない。とくに朝日新聞の部数は、2010年上半期に「800万部割れ」しており、読売もとうの昔に「1000万部割れ」をしている