11/06/14●紀伊國屋書店、ソニー、パナソニック、楽天が電子書籍で共同戦線 印刷

紀伊國屋書店、ソニー、パナソニック、楽天の4社は、6月13日、電子書籍サービスにおける利用者の利便性向上を図るため、共同で環境整備を行うと発表した。各社がそれぞれ運営・提供する電子書籍ストアや端末を、横断的に接続できる環境を年内をめどに実現させ、各ストアから購入した電子コンテンツを一元管理できる仕組みもつくる。さらに、4社は、書店、ネット書店、電子書籍ストアの売れ筋ランキングなどを紹介するポータルサイトの開設も行う予定という。

 ソニーは2010年、電子書籍専用端末「Reader」の国内販売を開始、併せて電子書籍ストア「Reader Store」を設立・運営している。紀伊國屋書店は、先日、スマートフォンやタブレットに向けて電子書籍ストア型のアプリを配信開始した。また、楽天は「楽 天ダウンロード」「楽天ブックス」での紙・電子書籍販売を以前から展開している。パナソニックは「ビエラ・タブレット」のリリースに合わせ、映像・電子書籍コンテンツの配信事業を開始する予定とされている。