11/06/24●「中国電子出版博覧会」と「東京国際ブックフェア」がバッティング。世界の関係者の注目は! 印刷
2011年 6月 24日(金曜日) 13:42

7月5日~8日に、中国では北京で電子新聞・電子書籍などに関する業界カンファレンス「中国電子出版博覧会」が開催される。このカンファレンスは中国新聞出版研究院が毎年7月に主催しているもので、海外からも多くの出版関係者が訪れる。アメリカのIDPF(International Digital Publishing Forum)会長ビル・マッコイ氏も講演を行い、電子書籍の世界基準EPUBの現状などについて話すことになっている。

  この「中国電子出版博覧会」と時を同じくして、7月7日~10日に、東京ビックサイトで「東京国際ブックフェア」が開催される。ここでも、電子書籍の専門展「第15回国際電子出版EXPO」やライセンスビジネスのための国際商談展「第1回ライセンシングジャパン」が開催される。そこで、世界の関係者は東京と北京を行き来することになる。IDPF会長ビル・マッコイ氏も7日に、東京でパネリストとして登場する。

   

  現在、「東京国際ブックフェア」は過去最多となる1200社が参加、世界30カ国から出展があるという。ただ、世界の関係者の注目は、どうやら東京より北京のほうだ。東京でも、中国の電子書籍マーケットの動向を、中国の電子書籍会社の方正(株)のマネージャーが語るセミナーがある。ただ、全体的に見て、今回の電子書籍関連のセミナーは、あまり見どころがないようだ。