11/07/14 ●日本新聞協会が文科相に意見書「学校図書館に確実な新聞配備を」提出 印刷

日本新聞協会博物館・NIE委員会は7月13 日、高木義明・文部科学大臣に「学校図書館の現状に関する調査結果への意見書」を提出した。文科省が公表した調査で学校図書館への新聞配備が不十分と判明したため、「学校図書館への確実な新聞配備と司書教諭の配置を進めてほしい。また、先生方が学校で新聞を読める環境を整備するとともに 新聞活用研修の機会を設け、その公費参加を認める体制を作っていただきたい」と要望した。

  現在、学校図書館への新聞配備状況は、小学校16・9%、中学校14・5%、高校90・0%。また司書教諭の配置は、12学級 以上の小・中・高校では9割を超えたが、11学級以下の学校では小学校21・3%、中学校25・5%、高校23・4%と低水準。新聞協会としては、この数字を上げ、将来の新聞読者を増やしたい意向だが、デジタルメディア時代に、このような運動ははたして効果があるのだろうか?