01/09/01●ソニーが「Sony Reader」の新モデル「Reader WiFi」を発表、「Harry Potter」のクーポン同梱版も 印刷

とうとう、ソニーの電子書籍端末も「WiFi」版が出ることになった。アメリカのソニー現地法人Sony Electronicsは8月31日、「Sony Reader」シリーズの最新モデルとして「Reader WiFi(PRS-T1)」を発表した。

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 PRS-T1は6型のモノクロのタッチ入力対応電子ペーパーディスプレイを搭載した小型タイプの電子書籍端末で、価格は149ドル。これまでのシリーズは、PCからダウンロードして端末に取り込む形式だったため、「Kindle」「Nook」に大きく水をあけられていた。しかし、今回はWiFiを搭載しているため、ユーザーは直接同社の電子書籍ストア「Reader Store」で作品を購入できる。

 また、このPRS-T1は図書館での電子書籍レンタル機能も対応している。

 ソニーとしては、これで劣勢を挽回しようとしており、セールスの目玉として、10月発売が予想されている電子書籍版「Harry Potter」の無料入手クーポン同梱版も用意されている。PRS-T1は欧米市場で10月中に出荷開始される予定という。