アマゾンのタブレット端末｢Kindle Fire｣（キンドルファイア）｣が、ついに発売され、今年のクリスマス商戦の目玉商品になる可能性が高まった。それを見越してか、アメリカではメディア企業が続々とアマゾンの「Newsstand」に電子雑誌や電子新聞を配信し始めた。すでに、400タイトル以上が販売されている。これは、アップルの「Newsstand」への牽制もある。

  大手メディアでは、Conde Nast（コンデナスト）、 Meredith Corp.（メレディス） それにHearst Corp.（ハースト）の大手出版社がこぞって有力雑誌の電子（デジタル）版を提供することになった。ただし、最大手のTime Inc.（タイム）は、まだアマゾンと交渉中という。

　ちなみに｢Kindle Fire｣は当初の15日発売を1日前倒しで発売された。また、電子書籍リーダーの新モデル「Kindle Touch」の出荷も6日早まり、15日からとなった。アメリカでの報道では、「Kindle Fire」は先行予約の段階でアマゾンのベストセラーになり、同社は2011年中の生産台数を500万台以上に増やしたという。