12/01/07●アメリカではソーシャルメディアの新星「Printerest」が女性に大人気! 印刷

ウェブメディア『メディアパブ』(http://zen.seesaa.net/)が、アメリカで「Pinterest」が若い女性層を中心に人気が急上昇していることを伝えている。

 「Pinterest」は画像に特化したバーチャルなピンナップボード・サービス。画像をベースにしたソーシャルサービスとしては「Tumblr」が有名だが、「Pinterest」はとくに女性層を中心に急速にユーザー数を伸ばしている。12月のユニークビジター数は、以下のグラフのように、「Tumblr」が前月比18%増の1880万人に対して、「Pinterest」は前月比55%増の751万人となっている。

  「Pinterest」の人気の秘密は、ともかく簡単に使えること。ネット上で見つけられたユーザーお気に入りの画像が貼り付けられており、共通のボード(Pinterest)をスクロールするだけでも楽しめる。ファッション、レシピ/食、アート、デザイン、ヘアー/美容、ガーデニン グ、旅、ペットなど、生活に関わるあらゆる分野の画像(写真、イラスト、時には動画も)が満載だから、見ているだけでも面白い。この画像を見ているだけで、生活のためのアイデアやインスピレーションが湧いてくるという。

 

  これまで、ソーシャルメディアは次々に新しいものが誕生してきた。その流れを見ていくと、時代とともにコンテンツ作成が容易になってきているという。
  「Pinterestin」の場合、ほとんどボタンをクリックする程度でコンテンツがつくれる。以下は、Elad Gill氏がブログで描いたソーシャルメディアの進展のグラフ。

 

                                                            (ソース:Elad Blog by Elag Gill)

  『メディアパブ』は、これに関して、次のように解説している。

  《ブログはフォームもかなり複雑だし、ある程度の文章を書かなければならない。外とのやり取りも、トラックバックとかコメントとかを介して行い、面倒くさい。コンテンツ作成する一般ユーザーにとって、敷居の高いメディアであった。その後に現れたSNSのフェイスブックやマイクロブログのツイッターとか Tumblrとなると、コンテンツ作成がグンと簡単になった。短いフォームにメッセージを少し書きこんだり、likeボタンやリツイートボタンを押すだけで済ませる場合もある。頻繁にコミュニケーションができるようになった。さらに最近登場してきたPinterestは、大半がボタンを押すだけでもコンテンツが作成できてしまう。敷居の低いメディアと言える。でもコンテンツ作成が手軽になっていっても、口コミ効果は後発サービスほど高まる傾向が見られる。 ソーシャルキュレートに重きを置いたPinterestのようなサービスとして、Snip.itや改版Storifyなども後追いしており、ソーシャルメ ディアの新たな潮流を生み出していきそうだ。》