2015年7月15日●新著『円安亡国』(文春新書、750円+税)7月21日発売 印刷
 5月発売の『永久円安』(ビジネス社)に続いて、721日に文藝春秋から『円安亡国』(文春新書、750円+税)が発売される。本書は、サブタイトルに「ドルで見る日本経済の真実」とあるように、アベノミクスで復活したとされる日本経済をドルによって検証したもの。ドルはアメリカの通貨というだけではない。世界の「基軸通貨」であり、世界中で通用する唯一のおカネ、また価値の尺度である。 

 だから、ドルで見なければ日本経済の本当の姿は見えてこない。

 本書では図表を多用して、アベノミクスを検証した。そうして、アベノミクスが異次元緩和によって円安を加速させ、じつは日本の経済力を著しく低下させていることを証明している。

 円安と株価上昇はアベノミクスの成果とされるが、ドルで見た場合、それはまったくのフェイクストーリーである。また、現在の円安トレンドが、これまでの「円安になったら次は円高になる。そしてまた円安になる」という「循環円安・円高」でないと結論づけている。

  

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