2016年5月27日●新著『希望の地としての新興アジア』(実務教育出版 1728円)5月31日発売 印刷
作者 junpay   
2016年 5月 28日(土曜日) 16:11
  私はここ数年、中国への興味をすっかり失い、もっぱら東南アジア各国を見聞して歩いてきた。そうして、雑誌やウエブメディア、メルマガ、このブログなどで情報を発信してきた。本書は、そのまとめ。

 今年、「ASEAN」(東南アジア諸国連合)は「アセアン経済共同体」(AEC)に生まれ変わり、文字通りの“新興アジア経済圏”が誕生した。

 AECが目指すのは単一の自由経済市場で、EU(欧州共同体)から統一通貨のユーロをなくし、加盟国の間にまだ国境が残っている状態と言えばわかりやすい。

 この新興アジア圏を、シンガポールを起点として、インドネシア、マレーシア、タイ、ベトナム、カンボジア、ミャンマー、フィリピンなどを回ると、日本企業と日本の若者たちが生き生きと活動している姿が目につく。それは、停滞する国内とはまったく違う姿である。

 本書の刊行にあたっては、実務教育出版の松原健一氏にすっかりお世話になった。また、本書内の原稿の何本かをウエブ連載で扱ってくれた(株)フォーランドリアルティの遠藤昭博氏にも本当にお世話になった。どうもありがとうございます。

希望の地としての新興アジア-私たちが失ったものがそこにある(実務教育出版) 

以下、「目次」を紹介。

 

Part1 統合されるASEAN経済圏 

TPPASEAN統合で大きく変わる新興アジア圏に、日本はどう向き合っていくべきか?

ASEAN各国の国民性の違いわかる「ホフステッド指数」

■新興国経済は減速するのか?「中所得国の罠」

■日本の家電がアジアの奇跡を生んだ!

■新興アジアのなかで中国とどう向き合うか?

■どれくらい知っている? 新興アジアの有力企業 

■移住、長期滞在に必要な「退職者ビザ」の基礎知識

 

Part2  旅して考える新興アジア

 ■アジアを旅するための3つの必携アイテム

■マクドナルドと新興アジア

■アジアはいまだにコピー商品、ニセモノ天国

■日本とはまったく違うアジアの「お正月」

■いまだに被害者続出!「日本人はカモ」事情

■シンガポールのクルマはなぜバカ高いのか?

■サイゴンクッキングクラスに入ってみた

 

Part3 成功が約束された国々

■ベトナム

・ホーチミン市(サイゴン)2区タオディエンを歩く

・街に溢れる日本製バイク。バイク事情で経済の発展度がわかる

■シンガポール

・リー・クアンアユー氏に日本はどう見えているのか?

・シンガポールとクアランプール間に新幹線が走る日

・アジアの主要都市間を新幹線(高速鉄道)が結ぶ時代

・本当にシンガポールは世界一安全な都市なのか?

■マレーシア

・それでもマレーシアは「希望の国」

・なぜマレーシアは人気旅行先N0.1になったのか?

・成功するためのアジア「母子留学」

・夢のプロジェクト「クラ運河」は実現するのか?

■タイ

・若者は新興アジアを目指す!なぜ彼らはバンコクに来たのか? 

・政治混乱が続くタイの将来は大丈夫なのか?

■フィリピン

・フィリピン経済な好調なのは女性が強いから

・日本はもう手遅れ、マニラがアジアN0.2のカジノシティに!

・アジア経済を救うココナッツオイル人気

■インドネシア

・インドネシアが富裕層大国になる日

■ミャンマー

・“最後のフロンティア”ミャンマーへの投資

・ミャンマーでとうとう女学校をつくった日本人起業家

・スーチー氏はミャンマーを変えられるのか?

最終更新 2017年 3月 25日(土曜日) 03:30