2011年5月■自著「出版大崩壊 電子書籍の罠」(文春新書)記事の記録(2) 印刷

 

■2011年5月2日夕刊フジ【ブックレビュー】電子書籍の落とし穴「出版大崩壊 ~電子書籍の罠」

「某大手出版社が出版中止した『禁断の書』」というだけに、中身は衝撃的だ。

一般書籍を電子書籍化しても「情報はタダ」が当たり前のインターネットの文化では収益は上がらず、ビジネスモデルとして成り立たないと指摘し、「『電子出版がつくる未来』は幻想にすぎず、既存メディアのクビを絞めるだけ」「デジタル化は失業を生むシステム」と断言する.

 「出版社を通さずに誰でも著者になれる」という電子出版の特質も、バラ色の未来ではなく、「ゴミと名作の区別がつかない世界」を生み、コンテンツ産業の衰退が加速するとみる。

 著者は光文社の編集者出身で退社後に電子出版ビジネスを手がけた。当事者による告発だけに、説得力がある。

                                                            ■山田順著「出版大崩壊~電子書籍の罠」(文春新書・840円)

■2011年5月8日 東京新聞【読書面】紹介

■2011年6月号 『リベラルタイムズ』【INFORMATION欄】紹介

■2011年5月10日 日刊ゲンダイ【新書あらかると】紹介

■2011年5月10日発売 小学館「DIME」(2011,11号)インタビュー

「電子書籍ビジネスが危ない!? 業界のキーマンを直撃」 webメディア「デジタイム」掲載

http://tf.digital-dime.com/entame/mediawatching/11/05/post_135.html

■2011年5月17日 朝日新聞【オピニオン 異論】電子書籍が出版文化を滅ぼす